活動報告

平成10年度設備CAD研究会活動報告並びに平成11年度活動テーマ

平成11年4月18日
設備CAD研究会
神田茂男

設備CAD研究会は平成10年度 各3ワーキンググループ(WG)に別れ活動を行ってきた、各WGの活動報告と今後の活動テーマを報告する。

《 第1WG 》

1.CADに関する外部活動
アイ・エー・アイ日本支部活動報告……今野一富委員
平成10年 3/11、6/22、9/9、12/9 の活動報告がなされた。

2.設備CAD技術者試験……長谷川 豪委員
別紙資料-2

3.ベンダーとの意見交換会……加辺公彦委員
3月 コモダ工業システムKMD……プレハブ配管自動加工システムについて
5月 三菱事務機械……………………PIPE-CAMについて
7月 ケイ・アイ・ピー………………プロッターについて
9月 ダイテック………………………設備技術者が自から描く設備専用CAD
11月 インフォマテックス……………国立xx病院のFMシステムについて
11/1月 富士通愛媛情報システム…… FMソフトについて

5.ネットワークグループ活動報告……加辺公彦
1) ホームページのサーチエンジン登録 9/7日
2) 会員名簿更新 9/3
3) 組織表・幹事会社8社→11社 9/3
4) フォーラム設置 9/3 「CALS関連」「CI-NET・コンソーシアム」 「便利なツールソフト情報」
5) 連絡所、議事録を掲示 9/3
6) トピックス、一部記事修正、ソフト周辺機器情報
6) 事例発表、第3WG単独でメール
7) ベンダー周辺機器のページ、各種リンクを設定
8) 一般部分の記事追加を考える
9) 各WG単位の記事掲載作業と内容の充実を進めてゆく。

6.11年度より「オペレータ座談会」を復活させる……神田茂男委員
会員各社のオペレータより座談会の復活を希望する意見があり、オペレータの座談会を検討し開催する。

《 第2WG 》……尾上敏彦委員

1. 6/16日 10:30〜11:30 西原衛生 大沢ビル3F会議室
東熱:渡邊氏より、規格委員会CAD-WGの今までの議事録について説明を受ける。

2. 7/17日 15:30〜17:30 日空衛 3F会議室
BCSシンボル改定によるチェック

3. 8/21日 14:00〜17:00 日空衛 3F会議室
BCSシンボル改定によるチェック

4. 9/11日 15:00〜18:30 日空衛 3F会議室
BCSシンボル改定によるチェック及びまとめ
設計シンボル検討における機器名ピックアップ及び今後のスケジュール

5. 9/28日 15:00〜19:00 日本設計(新宿アイランドタワー29F)BCSシンボルチェック内容の説明
小委員会の今後のスケジュール説明及び進め方

6. 10/9日 15:00〜17:30 日空衛 3F会議室
設計シンボル検討(系統図用)。

7. 11/6日 14:00〜17:30 日空衛 3F会議室
設計シンボル検討(系統図用)。

8. 12/11日 14:00〜17:30 日空衛 3F会議室
設計シンボル検討(系統図用)。

9. 99/2/19日 15:00〜17:30 日空衛 3F会議室
設計シンボル検討(系統図用)およびまとめ
未検討の機器類の洗い出し

11年度の活動テーマ
1)学会CAD委員会の規格小委員会への参加及びフォロー。
2)多機種CADの互換における、運用上の問題と対策について。
 ・DXF、表類など

《 第3WG 》 橋野公一委員、堀 正裕委員

1、H10年度活動報告

テーマ1:CAD化実態調査の実施

(1)概要
建設業界のCADを取りまく状況が、大きな転換期にある現在、 設備CAD研究会を中心とする会員企業を対象に、今後のCAD化施策、ならびに建設業界のCAD展開の参考となることを目的に、CAD化の現状と今後の動向調査を行った。

(2)実施期間
調 査:平成11年1月初旬〜1月下旬
集計・纏め:平成11年2月〜3月

(3)調査対象者
CAD研参加企業ならびに日空衛/準会員企業(約200社)の、CAD化推進担当者。

(4)調査内容
・現有のシステム構成について
・CAD化に向けての運用方法、取り組みについて
・CADデータの利用・交換について
・将来展望について
・その他活用提案について
総設問数計30

(5)調査方法
アンケートの配信、回収は封書にて行い、またCAD研ホームページに、アンケートの掲載を行い、インターネット利用による回答も可能とした。

(6)調査結果
有効回答数 計65件(内会員企業 26社、準会員企業 39社)
集計結果は、インターネットホームページに掲載すると同時に、回答をいただいた企業には、封書(または、電子メール)で送信を行った。

テーマ2:設備機器ライブラリデータ交換実証試験

(1) 概要
建設CADデータ交換コンソーシアム(C-CADEC)にて策定されたkiki-Net"Stem"の仕様に準拠したメーカー提供の属性データを表計算ソフトのマクロ機能を利用して、各機種毎の機器表に自動転記する試みを行った。

(2)実証結果
各機種毎の機器表フォーマットを表計算ソフト(エクセル)にて作成し、ハードデイスク内にコピーしたメーカー提供の機器属性データを機器表に自動転記し、ユーザーサイドでの有効性の確認を行った。
機器表フォーマットは、建設省仕様とした。
対象機種:パッケージエアコン、ポンプ、空調機、ファン、計4種

2、H11年度活動予定

テーマ1:データ交換実用に向けての検討
現状以下のような案がありますが、まだ論点の絞り込みは行っておりません。
総括すると上のようなテーマになります。

(1).各CADソフトから出力可能なDXFデータの特徴を解析してレポー トする。
(特徴を知ることで問題点に対する対応策を考える)
(2).DXF以外の方式(STEP,BE-BRIGE)の実証を行い問題点について考える。
(3).建築の団体(我々と同じような活動を行っている団体)を探して、今後のデータ交換について会議を開いて問題を考える。
(4).建設CALSへの設備CADの対応検討。
現状の既存データ交換の中から何を利用し実現すべきか!
建設省の推奨するSTEPで対応できるのか?
実証テストを行い「日空衛第3WG」の推奨事例提案を検討する。
(5).設計・現場技術者が使う安価なCADの試行。
設備専用CADからデータ変換を行い、何処まで技術者と連携して作図作業が行えるか!
(6).各社の設備CADから総合図CADデータ/FMへの展開検討。
C-CADEC策定中仕様が現状の業務に使えるか!
(7).設備機器ライブラリー(Stem)とBE-bridgeの STEP or IFC への統合
仕様の検討(設備図に表現する全ての資機材の統一仕様の検討)
(8). 竣工図データのFMへの活用方法の検討。(コンソーシアム策定案準拠)
(9).建設CADデータコンソーシアム仕様の総合図、レイヤの取決め、データ受渡し等の検証。


《 別紙資料-2 》

設備CAD技術者試験

川本工業株式会社
長谷川 豪

設備CADオペレータの技術を客観的に評価できる「資格」を求める声に応えるため、平成8年より試験の在り方を検討する資料収集を目的として試験を実施してきた。今年度の第3回設備CAD技術者試験は、2級管工事施工管理技術者試験を受験するCAD技術者が増えていることから、同様の試験形態での試験実施を念頭に置き作成しCAD研参加企業各社にお願いし、平成10年9月に試験を実施した。

1.試験内容の推移

第1回試験は、空調・衛生の選択方式による筆記試験
第2回試験は、1種試験・2種試験を想定した、筆記+実技試験・筆記のみの試験(空調・衛生の選択方式)
第3回目の今年度は、下記の内容で試験を実施した。
・ 業務経験3年程度のCAD技術者を対象とした内容とする。
・ 設計・施工の両要素を盛り込んだ内容とする。
・ 空調・衛生を1本化した、筆記試験+実技試験とする。
・ 試験時間は、3時間程度を目安とする。
・ 問題数は、筆記試験(25問)、実技試験:空調・衛生(各3問)

2.試験結果

試験実施企業は11社・136名、正解率は、筆記・実技共に50%程度であった。 試験後のアンケートから試験問題に対する難易度・問題数は、共に適当であったとの意見が大半を占めたが、試験時間が短いとの意見も多く寄せられた。また、空調・衛生共通の試験とした事から試験を実施した会社が昨年度よりも減少した。又、実施した会社でも空調・衛生の一方のみを実施したところが数社あった。

3.今後の取り組み

当初、資格試験への昇格を目指し「設備CAD技術者試験」を実施してきたが、最近の社会情勢から新規のオペレータ採用の減少とCAD利用形態の変化が予想されること、から、次年度以降の試験の継続性が困難であると予想され、今年度でひとまず活動に区切りをつけることとした。
今年度までの試験を派遣社員採用やCAD技術者の習熟度を計る試験として活用している企業もあることから、来年度は、昨年度、今年度の2回分の試験問題と共に新たな問題を作成し「設備CAD研究会ホームページ」に掲載していく予定である。