コラム「私の愛車紹介」

コラム「私の愛車紹介」

2021/09/30
非営利活動法人 設備システム研究会
ショウ


皆さんこんにちは!“ショウ”と申します。 私は設備システム研究会の事務局メンバーの一人ですが、長年使っているハンドルネームで投稿させていただきます。 今回のコラムはタイトルの通り、私の愛車紹介です。 まずはその雄姿を写真でどうぞ!
日産の5代目フェアレディZです。 別アングルからも。
リアフェンダー周りの曲線造形が一番のお気に入りです。 真正面からだと、ウーパールーパー(って何?という人も多いかも)みたいって言われてます。
この5代目Zは、2000年に4代目Zが生産を終了し一時絶版車となっていました。 その後、あの悪名高きゴーンCEOが2002年に復活させた車です。 私が購入したのが2003年3月、今年で19年目に突入しています。 走行距離は約11万km。
オプション・諸経費等全て込みで、当時430万円ぐらいだったと記憶しています。 もちろん決して安くない金額でしたけど、排気量3,500cc、280馬力の2シータースポーツカーがこの価格で買えた時代です。 このタイプの車はもう国産車にはほとんど存在しないので比較は難しいのですが、現行の6代目Zが込み込みで、大体6〜700万ぐらいのようです。 プリウスの一番高いグレードが400万ぐらいするみたいなんで、車も随分高くなったものです。
内装はこんな感じ。
運転席のシートは大分やつれてきていますが、それ以外は比較的綺麗な状態です。
純正ナビはもう地図が更新されないので、しょうがなくポータブルナビを純正ナビにかぶせるように付けています。
オーディオはBOSE製で、メディアがCD+カセットテープ!!(カセットって何?という人もいるかも) こういうところはさすがに時代を感じさせます。
昔から車で旅行に出かけるのが大好き人間なので、沖縄県以外の46都道府県を“自分の車”で走破しました。 30年ぐらいかかりましたかね〜。 今は東京〜沖縄の旅客フェリーが無くなってしまったので、沖縄上陸は当面は無理だろうなあ。
ふと自動車の世界ではCADってどうなっているんだろう、と無理やり設備システム研究会的な話題につなげてみます。 自動車メーカーの開発をしている知り合いにちょっと聞いたり、ネットとかで少し調べたりすると、設計はほぼCADでやっているようです。 但し、CADのニュアンスがちょっと違っています。 最適材料の選定、加工の是非など製造プロセス、各種シミュレーション、さらには検査的なプロセスまでを含んでいるようです。 CAD(Computer Aided Design)だけではなくCAE(Computer Aided Engineering)が一体となったツールのようです。
製造業の場合、設計→試作→検証→再設計を繰り返して製品として世の中に出ていきます。 そのプロセスをモニター上で出来るのが広義のCADツールのようです。 設備業界で例えると、熱負荷計算から始まり、CFD(Computational Fluid Dynamics)や、ダクト製作のCAM(Computer Aided Manufacturing)に近い部分まで含んでいるように感じられます。 そう考えると設備CADってまだまだDesignではなく、Drafting、Drawingの領域を脱していないのかな〜。 一方で建築物の施工段階というのは、製造業におけるManufacturingに近い領域です。 自動車全体は建築物そのものに該当するわけで、設備CADにそれら全てを求めるのは酷なのかも。
製造業と違って建築は一品生産、ある意味一発勝負。 大きなマージンで設計して、施工段階で経験に基づく勘所を押さえることの方が重要だったりします。 さらに一般空調であれば、多少の不具合は人間側の順応性に助けられたりしますし、運用で対処してしまうことも多々あります。 我々設備技術者が、こういう経験や曖昧さをこれまできちんと文書化・数値化してこなかったことが、建築業界のDX (Digital Transformation)が思うように進まない理由の一つなのかもしれません。
設備システム研究会のWG1(施工図自動化)では、施工図作成における曖昧さを文書化し、設備CADでの自動作図に取り組んでいるので、興味のある方はぜひ参加してみて下さい。
ちょうどよくWGの宣伝にもつながったところで、私のコラムはこれで終了です。 長文にもかかわらず、最後までお読みいただきありがとうございました。 ショウでした!